シーズン終了

今シーズンから導入されたJ1昇格プレーオフ。先週の最終節、甲府戦を引き分けてリーグ３位となったサンガはプレーオフに回り６位の大分トリニータを西京極で迎え撃つこととなりました。このプレーオフでは年間順位で上位のチームにアドバンテージが与えられており、３位のサンガは今日と勝ち進んだ場合の決勝（２３日、国立）でも引き分ければ勝利扱いとなります。２３日は国立に向かうべく休みを急遽押さえて、あとは大分を破るのみです。

試合は１４時キックオフ。入り方はサンガが断然良く開始早々にFKから決定機を演出します。このままの流れで先制すれば行ける！とサンガサポの誰もが思っていた矢先、１７分に大分にFKを与えます。キッカーが森島だったのは気付きませんでしたが、ちょうどサンガゴール方向に強い風が吹いていたので「巻き込んだらイヤだなぁ。」と見ているとまさに想像した通りの軌跡でボールがゴールに吸い込まれました。ここから大分が一気に攻勢に出ます。たまらずファールで止めるサンガDF陣。前半だけで最終ライン４人の内３人がイエローを受けてしまいました。そんなイヤな流れの３３分、左サイドから上がったクロスに森島が無理な体勢で飛び込みます。DFも寄せていたのでしっかり打たせずにボールはボテボテとこぼれ「あ、良かった♪」と胸をなで下ろしたのも束の間、GK水谷が慌てて伸ばした指先をかすめボールはゴールラインを越えました。まさかの０－２、この場面はサンガにとっては不運な失点でしたが森島の気持ちが押し込んだゴールだったと思います。

２点を追うサンガは後半からサヌ、途中から原を攻撃に厚みを増すカードを切ります。が、原が入った直後に自陣ペナルティエリア内で相手を倒した染谷が一発レッド（前半にイエローもらってたからどのみち退場でしたが）。この瞬間、今日の負けを確信してしまいました。PKを森島に決められて森島はハットトリック達成で３－０。残り３０分を１０人で追いつくの力は今のサンガには有りません。それでも選手たちは最後までゴールを目指して戦ってくれましたが終了間際には森島に４点目を献上し４－０に。昔、甲府ｖｓ柏の入替え戦でバレー（甲府→G大阪→中東クラブ）が一人で６得点した試合を思い出しながら無意味な５分ものロスタイムの後で試合終了。ピッチに倒れ込む選手に静まり返るサンガサポーター。対照的に歓喜に沸く大分サポと選手たち。この結果２３日の昇格プレーオフ決勝はリーグ５位の千葉ｖｓ大分との対戦に決まり、サンガはクラブ史上初となるJ2での３シーズン目を来季も戦うことになりました。主力選手の流出も考えられ、戦力ダウンも予想される中でのより厳しいシーズンとなりそうです。そんな中でも応援することしか出来ない我々はクラブと選手を信じて来年もJ1を目指す戦いをサポートしたいと思います。

コメント 4

自分は、JFL日立の頃からの柏ファンですが、柏がJ2に落ちたときは
信じられませんでした(2006&2010シーズン)。
J2からJ1に昇格するのは、とても "厳しい"　です、
千葉や東京Vみたいな名門でも、数年間J2で、もがき苦しんでますからね。
京都サンガは、J2じゃなくてJ1が似合うチームですよ、がんばれ　"サンガ"
by たじまーる (2012-11-21 02:10) 

皆さん、コメント＆nice!有り難うございます。

たじまーるさん、サッカーもご覧になるんですね！。柏が降格する０９年の対京都戦、日立台まで行きましたよ。その後の柏は１年でJ1復帰、しかも優勝までと凄かったですね。今年は少し苦しんでおられますが、またいつかJ1の舞台で対戦する際、日立台へ出向く際は連絡させて頂きます＾＾。
by 白 (2012-11-21 23:10) 

肝心なとこで負けが込んじゃったね。
うまくいかないときは、そんな感じの時があるもんだけど。
by hawaiian (2012-11-22 07:40) 

hawaiianさん、勝負所で勝ちきれないのは若いチームゆえ、とは言い切れませんが今シーズンの経験を糧に来季は更なる飛躍を願うばかりです。
by 白 (2012-11-24 23:00)